本記事では、新任教師におすすめする『教師の必需品』を紹介します。
教師の必需品を以下の3つの項目に分けて挙げます。今回は前半2つを紹介します。
■ 服装
■ 職員室用
■ 学級経営
学級経営の必需品については、【教師の必需品】新担任にオススメする必須アイテム【学級経営】を参照してください。
教師グッズは教師になってから準備をしても問題ないですが、仕事が始まると忙しくなるので、始まるまでに準備しておいた方が安心です。
教師になると、紙・ノート・筆記用具などの物が自然と増えていきます。よって、「必要かもしれないから買っておこう」と考えて物を買い続けると、物が増えて増えてしょうがないです。必要な物だけを準備することをおすすめします。
「必ず使う物」だけを取り揃え、1つずつ使い切ることを心がけると、教師も物が少ない環境でスッキリと働くことができます。
必要な物は「以外と少ない」と感じるかもしれませんが、これだけあれば仕事はやっていけますのでご覧ください。
【服装】ドレスコードを守って制服化を
教師は学校で、子ども・保護者・関係者の大人と関わります。学校によって異なりますが、学校にもドレスコードがあるので遵守するようにしましょう。
とりあえず、身につける物を準備できれば、学校に出勤することはできますね。服装も、まずは必要最低限の物だけを準備しましょう。
【服装】
仕事着・ジャージ
上靴・体育館シューズ・スニーカー
通勤用かばん
腕時計(デジタル時計、ストップウォッチ付き)
ハンドタオル
一つずつ見ていきましょう。
仕事着・ジャージ
小学校では担任が全科の授業を行い、子どもたちと一緒に校庭で遊ぶこともあるため、体育以外の時間もジャージで大丈夫です。しかし、中学校や高校で、保健体育科以外の教師がジャージで過ごすことはおすすめしません。体育的行事や部活動以外は、ジャージではなくビジネスカジュアルで過ごしましょう。
【仕事着】
・3つの季節(合服(春・秋)、夏服、冬服)ごとに、トップス3着、ボトムス3着を準備
【ジャージ】
・新年度がスタートする4月始め、職員作業のときにジャージがあると楽に作業できる。上下一式そろえておくと良い。
・ジャージは大学までに一着は持っているはずなので、新しく買う必要はない。
学校では動きやすく、ドレスコードを守った服装をするようにしましょう。
作業はジャージ、それ以外はスーツ or ビジネスカジュアルが基本です。
上靴・体育館シューズ・スニーカー
学校によっては下靴のまま校舎に入る学校もありますが、上靴が必要な学校は準備しましょう。
上靴はスリッパやサンダル、クロックスなどの脱げやすいものは危険です。「管理職から注意を受ける」なんてことにはならないようにしましょう。
私はランニングシューズを履いていましたが、靴底が程よく厚く、靴自体が軽量なので疲れにくくおすすめです。
体育館シューズとスニーカーは集会・体育的行事・部活動で使用しますので準備しましょう。
通勤用かばん
大学生の場合、就職活動や採用試験を受けるとき用にかばんを準備しているはずです。それをそのまま通勤用や出張時に使用すると良いです。
A4ファイルが入るかばんを一つ持っていると、程よい大きさで便利です。
腕時計(デジタル時計、ストップウォッチ付き)
学校には時計があり、ほとんどの教室にも時計が付いています。しかし、「チャイムがあと何秒で鳴る」とか「定期テストがあと何秒で終わる」など、秒までわかっている方が何かと便利です。
時計は学校の時計に頼らず、自分の腕時計を持参しましょう。
・アナログ時計よりも、ストップウォッチ付きのデジタル時計、防水機能付きがおすすめ。
・ストップウォッチ付きならば、授業中や部活動でタイマー代わりに使うことができる。
私がずっと使っていたのは、CASIOの腕時計です。
ハンドタオル
教師は手を洗う場面が多いです。何度も手を洗うので、使用回数が多く、ハンカチでは1日もちません。35cm × 35cm 程度のハンドタオルを数枚準備しておきましょう。
私は授業が終わるごとにチョークで汚れた手を洗っていました。チョークホルダーを使用する場合は、あまり手は汚れないかもしれませんが、私はチョークホルダーがあまり好きではなかったので。ハンドタオルを毎日2枚持っていっていました。
【職員室用】学校の消耗品以外の物を自分用に準備
教師も、まずは事務用品が必要です。職員室で仕事をする場合、学級経営や教科指導をする場合、どんなときでも事務用品を使います。
最低限、以下の物を準備しておき、足りない場合は買い足していきましょう。基本は、これだけでやっていけます。
【職員室用】
黒ボールペン・3色ボールペン・修正テープ・ホッチキス・セロハンテープ・のり・はさみ
A4クリアファイル(数冊)・ノート・付箋
教務必携
認印
水筒(ミネラルウォーターなど)・マグカップ
文房具一式
文房具は以下の物を準備しましょう。
黒ボールペン・3色ボールペン・修正テープ・ホッチキス・セロハンテープ・のり・はさみ
毎日使うのは、黒ボールペン・3色ボールペンのみです。2本のペンを常に持ち歩き、使い切れば買い足していきます。鉛筆や消しゴム、筆箱が必要な場合は準備しましょう。
修正テープはペンを修正したり、コピーをする前の原稿作りでちょっとした線を消したりするときに重宝します。
ホッチキス・セロハンテープ・のり・はさみはわざわざ言うまでもありませんが、色んな場面で使います。
・文房具一式は、すべて机の引き出しに入れておきましょう。
・文房具は学校の消耗品として与えられる場合があります。チェックしてみましょう。
・採点用ペン(赤・青・緑)は学校の消耗品として与えられるので、それを使用しましょう。
A4クリアファイル(数冊)・ノート・付箋
教師が仕事で使用する書類は、保存方法が3種類あります。
・プリントで残す
・ノートや付箋にメモをとる
・パソコンでデータを保存する
保管しておく必要のあるプリントは、A4のクリアファイルに保管すると管理がしやすいです。メモで長期間保存する必要のある事柄はノートを使用し、短期間で終わる事柄や人に伝える事柄は付箋を使います。
ファイルのサイズ(A4)、ノートのサイズ(B5もしくはA4)を揃えておくと、管理しやすいです。
教務必携
教務必携は教師の手帳です。学校から配布されるパターンがほとんどだと思います。
「生徒の評価」や「毎日の授業のメモ」をとることができます。
「すべて教務必携を見ればわかる」状態にしておけば、情報管理が楽になりますよ。
認印
会社員でも必要になりますが、学校でも色んな場面で捺印やサインをする機会があります。
100均でも良いですが、1,000円出せば良い印鑑を購入できます。認印は10.5mm/12mmが手頃です。
銀行印を持っていない場合は、認印のついでに作っておきましょう!銀行印は12mm/13.5mmが手頃です。
水筒(ミネラルウォーターなど)・マグカップ
教師は体力も気力も使う職業です。休憩できる瞬間に職員室で定期的に水分補給し、リラックスするようにしましょう。
ミネラルウォーターを持参したり、水筒でお茶を持参したり、工夫しましょう。
【持っていたら便利なアイテム】基本的には不要な物たちも紹介
服装・事務用品の必需品は以上ですが、最後に「必要ならば持っておいても良いかな?」というアイテムを紹介します。
【基本的には不要】必要ならば持っておいても良い物
・筆箱
・採点用ペン(赤・青・緑)
・ものさし、コンパス、分度器
・チョークホルダー
・画びょう抜き
・バインダー
・穴あけ
・歯ブラシ、歯磨き粉 など
自分の最低限の量を知ることで、仕事を効率よくできるようになります。後で「物があふれて、断捨離をしないといけない!」ということにならないように、必要な物だけをそろえていきましょう!
教師の必需品は「教師になる!」と決まった瞬間に準備し、スムーズに仕事に取り組めるようにしましょう。
学級経営の必需品については、【教師の必需品】新担任にオススメする必須アイテム【学級経営】を参照してください。