本記事は、教員採用試験の筆記試験の対策についてです。
■ 教員採用試験を受ける予定だが、筆記試験の勉強方法がわからない。
■ 教職教養の範囲が広すぎて、どこから手をつければよいかわからない。
■ 専門教科の勉強をどうしたらよいかわからない。
本記事を読むと、教員採用試験の筆記試験に悩んでいる人が、「筆記試験の精度を上げる!」と前向きに教採対策に臨めるようになります。
教採は、筆記試験や面接試験、実技試験などいろいろな試験に挑戦し、合格を勝ち取らなければいけません。そのなかで、まずは筆記試験の精度を上げることが大切です。
教採は、筆記試験の得点をある程度上げておくことで、合格率が格段に上がります!筆記試験は知識を得れば得るほど、高得点がねらえる試験だからです。
教員採用試験に合格するための、効率的な筆記試験対策をしていきましょう!
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筆記試験対策は教採一年前から着手
筆記試験は以下の3つに分類できます。筆記試験対策は試験日の一年前から着手しましょう。
教職教養・一般教養・教科専門
筆記試験のそれぞれの対策方法について説明します。
本格的に試験対策をする前に、受験する自治体の過去問分析を終わらせてくださいね。
【教職教養】過去問と参考書を紐づけして対策する
教職教養には大きく分けて4つの項目があります。
教育原理(教育学)・教育心理(発達と学習)・教育法規・教育史
教職教養の出題範囲や頻度は、自治体によって異なります。教職教養の得点率を上げるために、受験する自治体の傾向を知り、以下の手順で勉強しましょう。
ステップ1:過去問から自分だけの参考書を作る【お家時間】
ステップ2:ひたすら参考書を見て覚える【隙間時間】
教職教養の理解度を上げると面接試験・論作文対策の効率も上がるので、できるだけ早く教職教養対策に着手することをオススメします。
ステップ1:過去問から自分だけの参考書を作る【お家時間】
まずは、受験する自治体専用の「自分だけの参考書」を作りましょう。
【用意する物】
受験する自治体の過去問・教職教養の参考書
【ステップ1の手順】
・受験する自治体の過去問を一問ずつ確認する。
・その問題が書かれてある教職教養の参考書の該当する文章の前に、「〇〇年度」と書き込む。
・これを教職教養の過去問すべての問題について書き込んでいく。
過去問のすべての問題を参考書に書き込むことができると、自分が受験する自治体専用の「自分だけの参考書」が出来上がります。
ステップ1は、教職教養の勉強が進む前にしても構いませんが、その場合は非常に時間がかかります。時間がある場合は、一通り参考書に目を通した後にステップ1を開始した方がスムーズに進みます。
どちらにせよステップ1は時間がかかるので、お家時間を利用して早く「自分だけの参考書」を作りましょう!
ステップ2:ひたすら参考書を見て覚える【隙間時間】
ステップ2は通常の試験と同じです。
ステップ1で、受験する自治体の過去問は網羅済みです。あとは、繰り返し参考書を確認して、覚えることをしていきます。
ステップ1で参考書が出来上がっているので、ステップ2は通勤・通学時間などの隙間時間に勉強することをオススメします。
ステップ2は参考書を何度もなぞるように見て暗記していく作業ですが、自治体の頻出単元がわかるので、頻出単元には特に時間をかけるようにしましょう。
ステップ2を繰り返せば、教職教養は安定して高得点をとれるようになります!
「自分だけの参考書」は持ち歩きできる参考書にした方が勉強しやすいので、「ポケットランナー」がオススメです。
【一般教養】過去問を解いて対策する
一般教養は、自治体によってかなり傾向が異なります。
① 一般教養がまったく出題されない、ほとんど出題されない自治体
② 教職教養よりも一般教養の方が問題数が多い、もしくは同程度の自治体
一般教養は過去問を確認し、対策を考えます。
① の場合:過去問を解くだけで十分。参考書で対策する必要はない。
② の場合:過去問で一般教養の傾向を確認し、参考書や問題集で対策する。
一般教養は問題数がよほど多くない限り、対策をカットすることをオススメします。教採で大切なのは教職教養や専門教科、面接試験、実技試験です。一般教養の対策は優先順位を下げてもOKでしょう。
私が受験した自治体も一般教養はほとんど出題されなかったので、過去問を解いただけで何も対策をしませんでした。「それよりも教職教養!」です。
【専門教科】出題レベルに合わせて問題集を解く
3つ目は専門教科の対策です。専門教科は、小学校の場合は「小学校全科」、中学校・高等学校の場合は各教科を受験します。
専門教科は、一緒に受験するライバル達がきちんと得点をとる試験なので、高得点をとれるように勉強する必要があります。
専門教科の出題範囲や難易度は、自治体によって異なります。専門教科の得点率を上げるために、受験する自治体の傾向を知り、以下の手順で勉強しましょう。
ステップ1:過去問を解いて専門教科のレベルを把握する
ステップ2:専門教科のレベルに合った問題集を解く
ステップ2’:専門教科のレベルが高く独学が無理な場合は予備校に通う
専門教科の対策で教師になるためのモチベーションが上がり、模擬授業の対策にもなります。専門教科対策は時間がかかるので、できるだけ早くに着手しましょう。
ステップ1~2:過去問を解いて専門教科のレベルを把握し、問題集を解く
まずは、受験する自治体の過去問を解いて自治体の専門教科のレベルを確認します。自治体によってレベルにバラツキがありますが、おおよそ次の通りです。
小学校全科:小学校高学年~高校受験レベル
中学校 :高校受験~大学受験レベル
高等学校 :大学受験レベル
過去問を確認し、どのレベルの問題を練習すべきか分析してから、問題集を準備しましょう。
高校受験レベルの問題:中学校の問題集、高校受験対策の問題集を準備する
大学受験レベルの問題:高校の問題集、大学受験対策の問題集を準備する
専門教科の勉強は、教員採用試験用の問題集よりも、出題されるレベルの問題集を解くことをオススメします。
ステップ2’:専門教科のレベルが高く独学が無理な場合は予備校に通う
筆記試験で教職教養・一般教養は言わば「暗記」ですが、専門教科は暗記では乗り越えられません。
専門教科を一人で勉強しても良い結果が得られない場合は、思い切って教採専用の予備校に通うことを検討しましょう。
私の知り合いの小学校の先生は6年間「教採不合格」でしたが、予備校に通って1年で「教採合格」を勝ち取りました。
教採合格、本当におめでとうございます!
ありがとうございます!合格して本当にうれしいです!!
教採は専門教科がネックだったのですか?
はい。小学校全科は中学校レベルで、私にとって独学は厳しかったです。特に数学と理科が苦手で、予備校で教えてもらうことで、何とか解けるようになりました。
不合格の6年間は全科でまったく点数が取れなくて、明らかに全体の足をひっぱっていました。予備校に行くことを決心して本当に良かったと思っています!
「独学がどうしても無理」と苦手意識がある人は、プロに教えてもらうのが合格への近道かもしれませんね。
そう思います。私の場合は解き方が分からなかったので・・・。予備校で体系的に習うことで、すごく効率良く対策できたと思います。
「せっかく予備校に通うことにしたから、絶対1年で合格する!」と教採対策のモチベーションを上げることにもなりました。
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筆記試験で教員採用試験の合格率を上げる
教員採用試験の試験内容ごとに、人によって得意不得意があるのはしょうがないことです。しかし、教員採用試験は1年に1回しか実施されません。
教員採用試験の合格確率を上げるために、まずは筆記試験の得点率を上げましょう。
筆記試験は出題範囲が広いため、対策にある程度時間がかかります。したがって、効率よく準備をする必要があります。
お家時間・隙間時間を上手に利用して、筆記試験の勉強をしましょう。
「自分はこれだけ準備したから大丈夫!」という気持ちで試験に臨むことができれば、もう合格したも同然です!
筆記試験は教採一年前から対策を始め、自信をもって教採に臨めるようにしましょう。
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